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各授業詳細

【MOTTAINAI学科】

編み物=【ほどく+結ぶ】=もったいない  〜要らない布を裂いて編むコースター作り〜

 


2007年6月16日(土)13:00~15:00 教室:ケアコミュニティ・美竹の丘

レポートタイトル:自然の恵みを、編む、編む編む。

今回のMOTTAINAI学科は、35年の間編み物を教え続けてこられた多田洋子先生の、「生まれて初めて編み針を持つ人のための授業」でした。
古くなった布を裂いて編み、新しい使い道を与えるというだけでも「もったいない精神」は充~分に感じていただけることと思います。
(先生が当日お召しになっていたサマーセーターは、7年前にご自身がガーゼを藍染めして編まれたもので、1度染め直したものの今でも重宝しておられるとか。ものを大切に長く使うって、素晴らしいですね。)

でもこの授業に込められた「もったいない」は、それだけじゃないんです!

編み物は自然の恵みを自らの手で加工し、生活に役立つものを作るという文化。その素晴らしい文化が日常の風景から失われつつあるのは本当にもったいない!!!という先生の想いがこもっているのです。
だからこその、ほんとうに初歩からの丁寧な授業でした。

まずは布を1cmくらいの幅に裂いて、リボン状にします。
布の端にハサミで切れ目を入れ、そこから手で裂いていくのですが、
このときの幅が後々の編みやすさや仕上がりに影響するので太くなりすぎないようにします。けっこう手の力がいるので大変。。

次に、編み始めの「目」をつくります。
ここでついに「ドッグ棒」が登場。
なんと、よくアメリカンドッグなんかに刺さってる、あの棒ですよ!
目作りは慣れるまで少しややこしいので、初心者は最初のチャレンジに遭遇です。

そして、ひたすら編む編む。
ゆったり目に編むのが、楽でキレイに仕上げるコツのようです。

最後に編み目をとじて出来上がり。

みんな同じ素材、同じ方法なのに仕上がりは個性いっぱいです。
のんびりさんだったり、几帳面だったり、編み目には性格があらわれます。先生ならきっと「編み目性格診断」ができちゃいますね、なんて話まで出ました。

編み目が個性的なら、編む姿も個性いっぱいでした。
先生の動作をマネるのに四苦八苦しておられたのに編みの原理を理解した途端にスムーズに編み進む生徒さんがいて驚いたり、初めて持つ編み針に眉をぎゅうっと寄せて苦戦する生徒さんに普段から編み物がお好きな生徒さんがアドバイスして下さっていたり。

生徒さんどうしにも教えあうコミュニケーションがたくさん生まれました。
「編み物が好き」「エコに興味がある」など、それぞれの参加のきっかけが違うからこそ生まれる様々な会話はもっともシブヤ大学らしいもののひとつかもしれませんね。

作業の合間には先生の様々な作品を見せていただいたり、3名の生徒さんに著書のプレゼントがあったりと盛りだくさんの2時間でした。

最後は生徒さんそれぞれがご自分の作品を手に持っての記念撮影。
今ごろ皆さんのおうちで、どんな風に使われているのでしょうか。
ぜひ、1枚で終わらず次の作品にも挑戦していただけたらと願っております。

(私も家で古布がでるのが楽しみです!ボランティアスタッフ藤原紘子)

【参加者インタビュー】
1.オカヤマさん:
年齢も肩書きも問わず、こういったことを学べる機会があるのに「受講しないのはモッタイナイ!」の精神でMOTTAINAI学科を連続受講しています。いままで捨てたり雑巾にしていた古い布をリサイクルして、身近な道具をつくれるなんて素敵ですね。
2.「常連」さん:
楽しかったです。今日をきっかけにマスターします。サンダルやわらじなども作れそうですね。MOTTAINAI学科でわらじ作りがやってみたいです!
3.「コロちゃん」さん:
普段から編み物が好きでよく編んでいます。編み物といえば毛糸&冬物というイメージが強かったけど、裂き布素材なら洗濯がずっと簡単ですね。特にワイシャツを裂いて作ったバスマット(先生が見本を持ってきてくださっていたもの)は、日常にとても取り入れやすいですね。

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生まれて初めて、一本の毛糸からマフラーが出来たとき。
あの喜びはいまだ忘れることはありません。
「モノを作り出す」ということは、人間に与えられたすばらしい行為です。
けれど、最近私たちは、多くのものを既製品で済ませるようになってきました。それは便利ではありますが、一方では大きなものを失っている気がします。
自分で何かを作り上げるということは、作ることの大変さと、その達成感を味わうことができます。
でも一番は、「“モノを大切にしたい”という優しさ」がごく自然に芽生えること。
たしかに、自分で作ったものは簡単には捨てられません。

MOTTAINAI学科6月の授業は、初心者にも簡単な編み物講座。
梅雨時期の今だからこそ、やったことがない方も編み物を始める絶好のチャンス。
暑い季節を迎えるにあたり、要らない木綿の布を裂いて編んだコースターを作ります。コップの水滴を手作りのコースターで拭ってあげたら、心まで涼しくなると思います。

編み方はごく基本的なもので、今回はアメリカンドッグなどに使用するドッグ棒を使って編みます。もし面白いと感じたら、この方法をバックやベストに応用してみてください。そして冬には毛糸で暖かいセーターに挑戦してみてください。
 
編み物は、暑い季節に羊から刈り取ったフリースを染めたり紡いだりした毛糸を使い、何度でもほどいてはまた編み、違うものに作り変えることができ、まさに「もったいない精神」の学びの場です。

多田洋子先生より
多田 洋子  編み物・手芸作家 
青山Knit Studio主宰。和洋女子大学非常勤講師。財団法人日本編物手芸協会常務理事。財団法人日本編物検定協会評議員。「奄美を編む会」代表(今年3月ニューヨークにて「奄美大島紬を編む」を発表)。服飾文化学会評議員。アイルランド協会会員。著書『糸の創り出す未知の世界』『RINKA KNIT RINKA』




今回の教室:「ケアコミュニティ・美竹の丘」

住所:渋谷区渋谷1-18-9
電話:03-3486-4594
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、シブヤ大学までお尋ねください。)
最寄り駅:JR山手線・東京メトロ・東急東横線・京王線渋谷駅 下車 徒歩10分
<注意事項>
ケアコミュニティ・原宿の丘ではありません。
  
地図を見る

渋谷1丁目の旧渋谷小学校跡地に建設された。全室個室の特別養護老人ホームを中心とし、ケアコミュニティ施設、保育園、介護予防施設などからなる複合施設。渋谷区の地域住民の文化および交流活動の中核として、既存のケアコミュニティ・美竹の丘を拡充整備した施設。多目的ホール、会議室、レクリエーションホール、集会室、クラブ室、和室などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。
*スロープ、エレベーター、点字タイル設置


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参加対象:どなたでも。
ID:7061607
カテゴリ:【MOTTAINAI学科】

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