ようこそ!ナイトミュージアムへ
~キュレーターとミュージアム・ギャザリング~
渋谷駅の西側に位置するBunkamuraザ・ミュージアムが今回の授業の教室。
渋谷駅から10分もかからないような場所ですが、
周りのにぎやかな雰囲気とは別世界のようなゆったりとした時間が流れている場所です。
平日の夜の授業ということでシブヤ大学としては珍しい時間帯だったのですが、
たくさんご応募頂いて、みなさん期待大の授業だったようです。
■ようこそ!ナイトミュージアムへ
授業のスタートは、一般のお客様が帰られた後。
誰もいない会場の入り口の扉が開いて、ナイトミュージアムのはじまりです。
入り口にはすでにブリューゲルの世界観が広がっていて、
作品の中に登場するキャラクターたちの3D映像が生徒のみなさんを迎えてくれています。
そして、廣川先生の登場です。
Bunkamuraザ・ミュージアム キュレーターをされていて、
今回私たちに作品の解説をしてくださいました。
Bunkamuraの雰囲気にあったとても気品のある方でした。
まずは、“ブリューゲル版画の世界”の展覧会全体の説明をしてくださいました。
ベルギー王立図書館所蔵のブリューゲルの版画作品と
同世代・次世代の版画を合わせ、150点で構成されているそうです。
風景画や民衆文化、諺など民衆の関心の高かったテーマが反映され、
テーマごとに7つの章にわけて展観されていました。
次に、各章からいくつかピックアップしてポイントや時代背景などの
作品の詳細をわかりやすく解説してくださいました。
どの生徒さんもとても真剣な表情で、先生の説明に頷いたり、
足を止めて作品にぐっと近づいて観てみたりと思い思いに過ごされていました。
■ディナータイムに語ろう
個人で鑑賞できるように15分程のフリータイムをとったあと、
生徒のみなさんと先生、Bunkamuraのスタッフのみなさんとでお待ちかねのディナータイムです。
ザ・ミュージアムを出てすぐのところにあり、
吹き抜けで気持ちのよいドゥ マゴ パリにて、
今回の“ブリューゲル版画の世界”にあわせて作られたメニューのべルギー伝統料理を頂きました。
美味しいごはんを頂きながらまずは近くの席の方とフリートーク。
グッズ売り場のガチャガチャで作品の中に出てくるキャラクターのフィギュアを買われた方が、
早速みんなに披露してくれました。
みなさん興味津々です。
そこで
「平面の原画から、その裏側を想像して立体につくるのって、バランスを考えたりたいへんだったの。」
など、廣川先生やBunkamuraスタッフの方がグッズをつくっているときの苦労話をぽろり・・・。
何気なく見ていたグッズたちも今回のお話を聞いて見方が少し変わったのでした。
そして、ごはんを食べ終ったころに、今日の感想を発表しあいました。
たとえば、以下のような感想を頂きました。
・版画とは思えなかった。詳しく見れば見るほど何かあるんじゃないかと思った。
・ベルギー料理が楽しみだった。
・夜の美術館というだけでわくわく。展示してあるものが動くんじゃないかと思った。(恐らくナイトミュージアムという映画から連想されていたのだと思います。)
・エンターテイメント性の高い作品だなと思った。
その後に、先生への質問などそれぞれの意見交換の時間をとりました。
ブリューゲルにちなんで、ベルギーへ旅行されたことがある生徒さんのお話など、
色んな話に発展してとても盛り上がりました。
丸型のテーブルをつなげて、全員のお顔が見えるようにセッティングされていたので、
どんな方が参加されていたのかなぁとお顔を見ながら、
作品鑑賞後にみんなで語り合うというのがとても新鮮に感じました。
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みなさんからお話を聞いていると、
私のようにナイトミュージアムという単語にわくわくして参加された方や、
ブリューゲルのことをよくご存じで参加されていた方など、
授業の参加動機は様々でした。
楽しみ方も一人ひとり違ってはいたのですが、
鑑賞後に意見交換するというのは、みなさん初めての体験だったのではないでしょうか。
新しい楽しみ方を見つけられたのかなと思います。
個人的には、Bunkamuraスタッフの方々が
いかに作家の世界観や作品の魅力を伝えるか
展示スペースを工夫されていることを知れたことが有意義でした。
確かに、作品をアニメのように映像化したり、キャラクターが天井からぶら下がっていたり、
ソファーの柄になっていたりと観る側を飽きさせないようなつくりに熱意を感じてしまいました。
また、章ごとに分けて構成されていたことからブリューゲルの個性、
作品から見えてきた16世紀のこの地域の宗教や産業、
人々の生活風景などを違った視点から楽しむことができました。
多くの生徒さんもおっしゃっていたように、
今回の授業をふまえて私もまたゆっくり鑑賞しにきてみたいと思いました。
(ボランティアスタッフ 北村 麻那美)
館内が暗い場合や、館内と外との温度差がある場合がありますので、薄着でのご参加にはご注意ください。
※2:本授業の抽選は7月5日(月)に行います。(抽選予約受付は7月4日(火)24時までとなります。)
※3:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、7月19(月)0時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
アートや展覧会に普段から慣れ親しんでいる人に限らず、さまざまな人たちがそれぞれの眼で、もっと自由に、もっとユニークな見方で、アート作品に触れ、新しい発見をしていくこと、そんな発見を交換しあうということを目的としたBunkamuraザ・ミュージアムが行っているアートレビュー活動です。
■Museum gatheringについてはこちら
今回は、Bunkamuraザ・ミュージアムのキュレーター・廣川さんを先生にお迎えし、閉館後の展覧会を巡ります。
展示は、“400年前のワンダーランドへようこそ”と題し、7月17日に始まったばかりの「ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界」です。
授業を通して、アートや展覧会に普段から慣れ親しんでいる人に限らず、さまざまな人たちがそれぞれの眼で、もっと自由に、もっとユニークな見方で、アート作品に触れ、新しい発見をしていく楽しさを学びます。
ミュージアム・ギャザリングの後は、ザ・ミュージアムの隣にある「Bunkamura ドゥ マゴ パリ」でベルギーにちなんだ開催記念メニューを楽しみながら、アートの見方、新しい発見について語り合いましょう。
【授業の流れ】
18:45 受付開始
19:15 授業開始~はじめに~
19:20 ミュージアム・ギャザリング
館内を巡る
20:15 ギャザリング終了~ドゥ マゴへ移動
食事を楽しみながら、意見交換
21:15 おわりに~記念撮影後 解散
(授業コーディネーター 佐藤 隆俊)
【注意事項】
※1:当日の授業では、授業実費としてお一人様「3,000円」を頂戴致します。
実費に含まれる費用、入館料・ドゥマゴでの食事代(ドリンク代は別途各自お支払いください。)
※2:展示室内では鉛筆以外の筆記用具の使用はご遠慮いただいております。鉛筆の貸し出しがあります。
※3:本授業にご参加いただく方には、後日事務局より確認のメールをお送りいたします。
今回の教室:「Bunkamuraザ・ミュージアム」
電話:03-3477-9413
最寄り駅:渋谷駅(JR山手線・東急東横線、田園都市線・東京メトロ銀座線、半蔵門線、副都心線・京王井の頭線)
3a出口より 徒歩5分
Bunkamuraザ・ミュージアムは、企画、展示を運営の主体とする美術館です。
近代美術の流れに焦点をあてた展覧会を中心に、それまで日本で紹介されることが少なかった作家の個展や海外の著名な美術館の名品展など、テーマ性・先見性・話題性を持ったバラエティに富んだ展覧会を開催しています。
<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。
http://www.bunkamura.co.jp/handicapped/index.html
<当日の連絡先について>
電話:080-5542-2820
(※注)
①授業当日午前8時以降にご連絡頂きますよう、お願いいたします。
②場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします
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カテゴリ:【芸術】
シブヤ大学図書館
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